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寒くなる季節に要注意!ヒートショックと冬の健康管理
2024/11/1
秋が深まり、寒さが増してくると、体にさまざまな変化が起こりやすくなります。その中でも、とくに注意が必要なのが「ヒートショック」です。ヒートショックとは、急激な温度変化によって血圧が急上昇・急下降し、心臓や血管に負担がかかる現象です。高齢者の方々にとっては、非常に危険な状態を引き起こす可能性がありますので、しっかりと対策を取りましょう。◆ヒートショックの起こる場面
冬場、お風呂に入るときなど、暖かい部屋から冷えた脱衣所に移動し、さらに熱い浴槽に入るといった場面で、急激な温度変化が起こります。このとき血圧が急激に変動し、脳梗塞や心筋梗塞といった重篤な症状を引き起こすことがあります。入浴中や入浴後に具合が悪くなった経験がある方は、ヒートショックの影響を受けている可能性があります。
◆ヒートショックの予防対策
ヒートショックを防ぐために、以下のような対策を心がけましょう。
1.浴室や脱衣所を暖める
入浴前に、浴室や脱衣所を温めておくことで、部屋ごとの温度差を少なくできます。(移動させられる暖房器具や最近では布団乾燥機などで脱衣所を温めてみるのもよいでしょう。)
2.ぬるめのお湯にゆっくり入る
お湯の温度は41度以下を目安にし、急に肩まで浸かるのではなく、少しずつ体を慣らしていきましょう。
3.家族と一緒に安全を確認する
可能であれば、入浴中や入浴後の体調を家族が見守ることも安全対策の一つです。
◆寒さによるその他の体の変化
寒くなると、体は寒さに対応するために、筋肉がこわばりやすくなり、血流が悪くなりがちです。また、血圧も上昇しやすくなるため、普段以上に疲れやすさや体の不調を感じることがあるかもしれません。普段している生活でも体が上手く動かなかったりもします。
◆健康的な冬を過ごすために
寒さが増すこれからの季節、日常のちょっとした工夫で、体調を崩さないようにしましょう。温かい飲み物を取る、外出時はしっかり防寒する、部屋の湿度を保つなど、体調管理を万全にして安全に冬を過ごしましょう。